水で出来た私達の体
人間は、水の中から誕生したと言われています。水の中で生まれた生物ですので、言わずもがな人間は水でできていると言っても過言ではありません。
実際、子どもの体は約70%、成人の体では約60~65%、老人の体では50~55%ほどを水が占めており、私達の体の中で重要な働きをしています。
体の中での水の役割は、細胞内液と細胞外液で多少異なります。
細胞内に存在する細胞内液は、私達の体の中の水分の、実に約3分の2を占め、残りの3分の1である細胞外液は、体をめぐる血液とリンパ液、細胞と細胞の間に存在する細胞間液に存在します。
細胞外液の一つである私達の血液は、生きるのに必要な酸素や栄養、そしてホルモンなどを運びます。
さらに、運ぶだけでなく、不要になった老廃物や過剰な物質を体の外に運び出す役割を担います。
血液によって、体の中に大切なものを入れ、要らないものは外に出す。
この働きにより、私達は生きていくことができるのです。
この大事な血液の半分以上は血漿という液体で、そのほとんどが水です。各種ミネラル文やタンパク質など、体を構成する多くの成分が溶け込んでいて、この水分にのって、体の隅々まで運ばれます。
これほど、私達にとって、『水』が大切であることがお分かりいただけるかと思います。
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